日常のストレスにさらされながら多くの人が頑張っています。
予備軍を合わせると、日本には相当数の”メンタルが弱っている人”がいます。
一方で、精神科や心療内科に行かなければならないほど不調になる前に改善できる「カジュアルな対策」が少ないのも日本の特徴だと思います。
うつ病などの精神疾患は、「誰でもなりうる」としながらも、なってしまうとなかなか治りにくい病気でもあります。
メンタルが病まない生活習慣を得るための本をここでは紹介します。
どの本も実際に読んで試して、効果を実感したものです。
良かったら手に取って見てください。
生活を変えるための知識を得る
悪いストレスが解消できない暮らしをしていると、心が病んでしまいます。
心や体にとって良い習慣を手に入れましょう!
悪い習慣を断って、同じループに入らないようにすることが大切です。
ブレインメンタル強化大全
ブレインメンタル強化大全(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)
精神科医であり、数々のベストセラーを出版している樺沢紫苑さんの本です。
精神科医らしく、論文や医者としての知識・経験に基づいた、とても参考になる本です。
心と体の健康を目指す100のノウハウ・手法が書かれています。
どれも頷けるものです。
僕はこの本から、変えた生活習慣がいくつもあります。
例えば睡眠の重要性。
睡眠が重要なのはわかったつもりでありました。
この本の「何があっても睡眠時間を最優先する」という考え方には驚きました。
質の高い睡眠のための習慣は、もう朝から始まっているのです。
「おすすめの有酸素運動ベスト3」なんてのも載ってます。
100のノウハウすべてを取り入れなくても、ご自分に合ったものがあるはず。
読んでみてください。
神・時間術
神・時間術(樺沢紫苑著、大和書房)
これも樺沢紫苑さんの著書です。
メンタルが弱ってしまう原因の多くに「仕事」があるのではないでしょうか?
ハードな毎日で休む間もなく働き、それでも仕事に追われてしまっている人は多いと思います。
そんな忙しい人の関心ごとに「時間をいかにして効率化するか?」というものがありますね。
「1日が40時間ぐらいあればいいのに」と思う事があります。
この本は、「しっかり休み、バリバリ働く」ことができるように書かれた本です。
多くの時間術の本が「いかに働くか」に注目しているのに対し、この本は「ちゃんと休む」ことも書かれています。
実際に著者の樺沢さんが実践したものをまとめてあり、納得感があります。
樺沢さんは、医者でありながら毎年本を出版し、毎日Youtubeを配信されています。
メルマガも毎日発行、そのうえで月に20本の映画を見てお酒も飲み、自然の中を散策している動画を見かけます。毎日を楽しんでいることがよくわかります。
もう宇宙人並みのパワーですね(笑)
その秘訣がこの本には書かれています。
時間は「ただ24時間」なのではなく、「時間×集中力」だと説かれています。
しっかり働いて成果を上げながらもちゃんと休む。
成果があれば自己肯定感も増し、自分のメンタルも安定すると思います。
「したい遊びもしながらしっかり休む」とはどういうことか・・・。
「今日のストレスは今日のうちに解消」
そんな夢のようなことを目指す本です。
マインドフルネス ストレス低減法
マインドフルネス ストレス低減法(J・カバットジン著、春木豊訳、北大路書房)
マインドフルネスブームですね。
Googleやナイキといったグローバル企業が導入しているということで、興味のある方も多いことでしょう。
社員の幸福、生産性や創造力の向上のために、企業の人材開発プログラムとして導入されているのです。
特にこれからは、自分の内面的な部分に焦点を当てて、幸せを求める人はさらに増えると思います。
あのメンタリストDaigoさんもこの本をおすすめされています。
著者のカバットジンさんは、マインドフルネスに基づいてストレス低減プログラムを開発し、人を癒す成果を上げられました。
この本は、マインドフルネスの基本を理解し、さらにストレスに折れない心身をつくるための訓練法が書かれている原典のような本です。
方法は瞑想が中心ですが、宗教的な色合いは排除されています。
この本を見ながら、「マインドフルに生きる生き方」「ストレスに対して、しなやかに受け流す」力を得ていただけたらと思います。
メンタルドクターsidowが教える 人間関係も仕事も「しんどいこと」をリセットする方法
メンタルドクターSidow が教える人間関係も仕事も「しんどいこと」をリセットする方法(メンタルドクターsidow著、大和書房)
見た感じ、お若い精神科のお医者さまです。
ネットメディアでよく発信をされているようですね。Youtubeで見かけます。
この本には、いくつもの具体的な悩みに基づいた対処法が書かれています。
「イヤだと思っても言えないときどうすればいいか」「空気を読みすぎて疲れやすい人はこうしたらどうか」みたいなことが数十個かいてあり、「そうすればいいのか!」と納得すします。
優しく書いてあるので、読みやすい一冊です。
身につける
本に書かれていることを身につけることが大切です。
知っていても行動が変わらなければ、何の意味もありません。
そうはいっても、習慣を変えるのは難しいものですね。
本に書かれていることは納得しても、ただ「知っているだけ」になりがちです。
まずは、「やってみる」ことだと思います。
3日坊主でもいいので、やってみると実際のところがわかります。
そして、気に入れば続けましょう。
続けることで、本に書かれていることの意味もわかって来るでしょう。
「歯磨き」ぐらい習慣化されれば、もう自分のものです。
同じような悩みがある人がもしいたら、今度は自分の体験としてアドバイスできますね。
まとめ
読書はいいですね。
自分の知識・経験を超えることができます。
その著者が知っている知識や経験、エピソードを得ることができます。
それと自分の知識・経験が組み合わさって、新しい知見になります。
自分の悩みや壁は、たいてい他の人も持っていたり、乗り越えた人がいたりするものです。
科学的に研究済みのものもあるでしょう。
それを「本を読む」ことで得られるのでお得です。
そして、読書自体が心を落ち着かせ、心のエネルギーを充電する感覚があります。
僕は夜寝る前には本を読むことにしています。
ザワザワしていた心も鎮まるので不思議なものです。
おすすめの本があったら教えてくださいね。
コメント