太陽とともに生きることがメンタル強化術になる

心と体を整える

人間をはじめとした地球上の生きものは、太陽のリズムに沿って生きています。
太陽やその他の星の運行に合わせて生きることが、本来無理のない生き方だと言えるのです。
体にとっても心にとっても、無理のない生き方とはどういう習慣なのか?
そのヒントをここに記しました。

睡眠確保が何よりも大切

睡眠時間の確保が何よりも大切です。
睡眠は、体と心を休める時間です。
昼間に受けた体や脳の炎症を修復し、明日も元気に活動するための重要な役割を担っています。

睡眠時間はもちろん「何もしない」時間なので、「睡眠に時間を割くのは非効率」のような感じさえします。
忙しさもピークになると、睡眠時間を切り詰めてでも何とか「やるべきこと」を終わらせようとしがちです。
「締め切りが今日まで」「ここまで終わらせておかなと迷惑がかかる」「熱中していたら遅くなった」・・・よくあることですね。
僕もそうなので慎みたいところです。
しかし、多くの成功者は、口をそろえて「睡眠が大事」と言っています。
なぜなら、睡眠をきちんととることで健康でいられるだけでなく、日中の仕事の質がまるで違うからです。
特にこれからの時代は、長く働くより、質の高い仕事が求められる時代になるでしょう。

6時間~8時間の睡眠を確実にとりましょう。
日本人の睡眠時間は、世界の中でも短いほうです。

命を削ってまでやることなのか?
向こう数日を台無しにしてまで、夜の1~2時間が欲しいのか、よく考えるべきです。

人は太陽とともに暮らしてきた

人間は言うまでもなく地球の命のひとつです。
太古から、他の生きものと同様にこの地球で暮らしています。
地球の環境に合った生命体なのです。

地球にとって、そこに生きる私たちにとって、太陽はかけがえのないものです。
単に「明るくなる」「凍えない」というだけでなく、太陽の周期に体や心の周期も合わせて作られているのです。

太陽のような強い光を朝に浴びて14~15時間後に眠くなるといったことはわかりやすい例ですね。
朝、太陽と共に起きて元気に活動し、夜は睡眠に入るために暗くなってくる頃に体をリラックスさせてゆきます。

しかし、それに逆らうかのような現代生活は、当然のように心や体の修復を邪魔します。
深夜遅くまでの仕事、夜更かし、朝寝・・・

リズムに合った生活は、日中の集中力を高め、飛躍的に生産性を上げてくれます。
1日は24時間ですが、その時間を太陽のリズムに合わせておくことが、最も「人間らしい」生活なのです。
それによって、同じ24時間でもより有意義に質の高い生活ができるようになります。

緩急の大切さ

緩急をつけた生活をすることが大切です。
アクティブに活動するときと、ゆっくりリラックスするときの両方が必要なのです。
仕事や勉強、家事を頑張る時は集中して頑張り、そしてゆっくり休む。あるいは楽しみの時間をちゃんととって過ごすということです。

仕事なら仕事ばかりずっとやっていると、たくさん仕事をする時間ができて良さそうです。
しかし、集中力は落ちて、かけた時間の分だけの仕事にはなりません。
しかも、仕事ばかりをやっていると、疲れた体の回復に時間がかかったり、回復する前に次の仕事がやってきます。
全く損をしてしまうということです。

緩急をつけた生活が、心と体の負担を軽くします。

午前中は精力的に行動し、午後はコミュニケーション、夜はゆっくり

平日はしっかり働き休日は休む。
さらに、午前中は集中してする仕事、午後は作業やコミュニケーション、夜はゆっくり
といったように、1日の中で緩急をつけるというのが理想です。

睡眠によってきれいに整えられた朝の頭の中は、起床と共にフル活動します。
集中力マックスの状態は午前中です。

午後はどうしても集中力が下がってきます。
午後や夜に頑張っていくら気合を入れても、文章書きなどの集中力を必要とする仕事ははかどりませんね。できあがりもそれなりです。

疲れやストレスはその日のうちに解消するのがコツと言えるでしょう。

睡眠の質を向上させる

太陽が沈んで、暗くなってくる頃からは寝るための準備時間です。
質の高い睡眠はメンタル強化に繋がります。

「よく眠れる」というキーワードで探せば、いくらでも本やグッズが見つかりますね。
Youtubeなどでは、睡眠のための音楽を流し続けているチャンネルもあります。
それだけ多くの人が、眠れずに困っているとも言えます。
前述の、「朝陽を浴びる」「日中は精力的に活動する」以外に夜に気を配ることを挙げると

✅夜はゆっくり過ごす

✅カフェインなどの覚醒物を摂らない

✅スマホやIT機器の画面を見ない

✅照明の明るすぎるショップなどには夜は行かない

✅寝る前2時間以内の食事はしない

✅寝る1時間半~2時間に入浴して体を温める

特に僕は、寝る前2時間以内の「IT機器使用禁止」と「食事禁止」が効きました。
寝る前に静かな部屋で、瞑想や読書をする時間に充てると、心も静まり学びにもなって、いい一日の締めくくりになるでしょう。

明日を台無しにしないように、夜更かしをせず休みましょう。

仕事の質が向上する

緩急をつけた生活は、日中の集中力が高まります。
限られた時間で、より多くの質の高い仕事をするためには、同じ1時間でも、集中した1時間と、そうでない1時間は、まるで別人のような成果の差になります。

生産的な活動は、達成感や自己肯定感を得ることができるので、満足な一日となることでしょう。
これはそのままメンタルの安定へとつながるのです。

ずっとゆっくりしていても楽にはならない

平日は残業続きでヘトヘト。
せっかくの休みだから遅くまで寝ていよう。
「あるある」ですね。

もうすでにあちこちで聞いている話しとは思いますが、これが一番良くないパターンです。

平日は疲れすぎていて興奮状態のまま床につくので、心身の回復もイマイチ。
それを取り戻そうと、休日に睡眠を増やしても、疲労は解消しません。

ぼくも昔はそうでした。
とても疲れていて「歳とともに・・・」などと思っていました。

ところが、週末ごとにボランティア活動などで、平日と同じ時間に起きる日々が続いたとき、ハッと気がついたのです。
「こっちのほうが楽だ!」って。

一日中ゆっくりしていても楽にはなりません。
時間も浪費するので妙な焦りだけが生まれて、メンタルにも良くないですね。

睡眠時間が9時間を越えるとやる気も出ない

「睡眠が大切」ということを一貫して書いてきました。

しかし、「長時間寝ればいい」というわけではなさそうですね。

経験のある方も多いと思いますが、長時間寝る習慣になると、「何もしたくなくなる」ようになりませんか?

これは科学的にも実証されているようです。

睡眠時間が9時間を超えると、やる気が低下し、しかも病気になる確率も高まるそうです。

寝すぎも良くないんですね。

太陽は生きもののリズムを作っている

太陽は、地球の生きもののリズムを作っています。

では「太陽とともに生きる」方法について以下に書きます。

朝陽を浴びよう

朝陽を浴びる効用については、前に書いたように、すでにご存じのとおりです。

朝陽によって体が目覚め、活動のスイッチを入れます。

そして、スイッチが入ってからタイマーが動作し、決められた時間に眠くなるようにできています。

次の項では、朝陽を浴びて運動をすることで体を起こし、気分もいい朝散歩について紹介します。

朝散歩

朝の散歩はメリットが多いですね。

起きて1時間以内に散歩を30分ぐらいするといいと言われています。

公園など自然の中を歩けば、運動にもなりメンタルに対する効果が高いと言えます。

僕はそんなことが科学的に証明されていることを知らずに散歩をしていました。

気晴らしのつもりで朝から近所を歩くようにしたのです。

すると、日々変わる自然の姿に心踊らされ、SNSのネタにもなりました(笑)

気分的にも楽になり、朝散歩ができない日が続いたりすると、何だか変な調子になるのも実感としてありました。

日照時間の短い冬は、朝がまだ暗かったりします。

そんな時は、暗いうちに散歩は済ませておき、朝食後明るくなってから太陽の光に当たるように僕はしています。

季節を感じよう

太陽のリズムは、朝と夜の繰り返しだけではありません。
季節も作っています
日本の美しい四季は、太陽からの恵みなのですね。

そんな季節の移ろいを日々の生活の中で感じ取りましょう!

2つのアクティビティを紹介します。

わたしの暦

自宅の庭でも、近所の散歩道でも、縁側に座ってでも季節を感じられる<私の暦>づくりです。

「七十二候」というのはご存知でしょうか?
「大寒」や「立春」というような季節の節目を「二十四節気」と言いますね。
それをさらに3等分して、その季節を言い表したのが「七十二候」です。

この記事を書いている頃は、二十四節気は「小寒」、七十二候は「芹乃栄」(せりすなわちさかう)です。
「芹が生え茂るころだよ~」ってことですね。

この<私の暦>は、これを自分で作ろう!ということです。

今日の、今のこの場所で、自分が感じる季節感を言葉にします。
できたら漢字で書くと、それらしいですね。
読み仮名を後ろに付けておくといいです。

僕は今さっき外を散歩して来たので、その時のことをマイ七十二候<私の暦>にしてみました。

「北風鵯凍」(きたかぜに ヒヨドリもこごえる)
寒波が押し寄せてきていて、明日と明後日は雪が降る予報です。
寒いですね。

季節からの招待状

今の季節は何ですか?
では次の季節は?

自然は、次の季節の準備をしています。

今が一年のうちで一番寒い頃でしょうか?
次の季節は、寒いとはいえ水がぬるみ、体に力を入れずに済む頃かなと思います。

そんな、「次の季節」から招待状が届くとしたら、どんな招待状が届くのでしょうね?

今の自然をよく探し回って、次の季節を感じさせるものを見つけます。

その自然のものから手紙が来るのです。

おはよーございます!
私はモクレンのつぼみです。
まだ周りの色が冬色に染まっているころでも、春を感じると私たちはこのつぼみを開きます。
さて、何色の花になるでしょうね?
白かピンクか、ツートンカラーかな?
水が緩む頃、私を見に来てくださいね。
楽しみにしています。

どの季節でもできる<季節からの招待状>です。
季節も「4つ」に分ける必要もなく自由です。
毎日のように自然に触れていると、昨日と違うことに気がつくときもあります。
2週間もすると、すっかり季節が先に進んだ感じがするものです。

さあ、次の季節からの招待状を妄想してみましょう!

まとめ

「太陽と共に生きる」ことは、とても自然なことなのです。

便利を追求した生活もそれはそれでいいものです。
しかし、地球上の生きものとしての人間は、昼や夜、夏や冬といったサイクルに沿って生きることが無理のない生き方なのです。
もちろんそれは、メンタルにとってもいい生活だと言えます。

日々自然に触れて、心身ともに豊かな暮らしをしませんか?

 

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