メンタル強化のために習慣にしたい「心の筋トレ」マインドフルネス

心と体を整える

マインドフルネスがブームですね。
しなやかなメンタルを作り、幸せ感を抱くことができるマインドフルネス。
富や名声が幸せに直結しないことに気がつき始めた人たちは、このような「心」に焦点をあてた方法を身につけようとしているのでしょうね。

マインドフルでいるための手段として「瞑想」が同時に注目されています。
宗教的な印象を持つ人がまだまだ多い瞑想ですが、そういった宗教とは関係なく、「心の修養」として瞑想は効果的と思います。
僕はもう、「毎日やらないと気持ち悪い」ぐらいに、心の静寂を得る方法として、毎日瞑想をしています。

Googleやナイキなどの世界企業が導入していることも、そのブームの後押しになっているのでしょうね。
Googleなどでは、人材開発部門の公式なプログラムとして、マインドフルネス瞑想が人気があるそうです。

なぜ、そういった世界企業がマインドフルネスに注目しているのでしょう?
それは、究極には「従業員の幸せ」を企業が考え始めたからに他ならないと思います。
企業はこれまで、従業員の「スキルアップ」や「生産性向上」といったものに注力してきました。
同じ時間で質の高い仕事をたくさんしてくれれば、それだけ収益も上がったり、社会的貢献もできるからです。

しかし従業員は、人生の多くの時間を会社で過します。
その従業員が毎日幸せで、イキイキと仕事に取り組んでくれれば、これ以上の質の高い仕事になるものはありません。
もはや、そのレベルで「企業力」をつけたいと世界企業は考えているということです。

マインドフルネスが心を育て、幸せ感を作ってくれるというのです。
「達磨さん」の以前から存在している瞑想、それによって得られるマインドフルネス。
近年では、その科学的効果も、脳科学の発展により証明されています。

ここでは主に、マインドフルネスを自然の中で得られるようにということを中心に書いています。
どうぞ最後までお読みいただければ幸いです。

マインドフルネスとは

「マインドフルネス」とは一体何でしょう?
詳しい説明は専門書に譲るとして、僕はマインドフルネスを「今の自分に気がついていること」だと思います。

例えば瞑想をして、「息が鼻から入り、喉のあたりを通っておなかを膨らましている」などという状況を知る。
そして気持ちが息からそれると、「あ、それた」と気がつく。
これがマインドフルネスの状態だと考えています。

とすれば、「今木の上で小鳥が鳴いている」とか、「ご飯の米粒が噛んだときに甘みが出てくる」「お日様が全身にあたってポカポカを感じる」などという、「今この時を感じている自分」、そしてそれを客観的に見ている自分。
そういったものも「マインドフルな状態」だと思うのです。

 

マインドフルネスは何故メンタルに効くの?

しなやかなメンタルを持つには、「今に生きること」が大切であると、他の記事でも書きました。
変えられない過去の言動を悔やみ、まだ来ていない未来を心配し過ぎるのは良くありません。
「今に生きること」「今この時が幸せであること」が、精神衛生上にも良いわけです。

習慣化することこそが大切

マインドフルでいることは、ある意味実は簡単ではありません。

瞑想を繰り返し毎日やることで、次第に心が育ってゆきます。

毎日少しでもいいので、瞑想の時間を持ちましょう。

Googleにマインドフルネスを導入したひとりでもある、人材開発部門のビル・ドウェインさんは、1日45分の瞑想を毎日やっているそうです。

時間に追われる人が、1日の中にそれだけの時間を割くのはなかな大変なことですね。
しかし、ビル・ドウェインさんいわく、「瞑想に時間を投資する価値は十分にある」とおっしゃっています。

5分でも10分でも、いや3分でも、1日のうちのどこか決めた時間に瞑想をやることをおすすめします。

自然に触れて「今」を生きるおすすめのアクティビティ

自然に対してマインドフルであることは、その効果がより高まると言えます。
自然を感じ、四季の移ろいや夕陽に心動かされる毎日はとても豊かです。

ここでは、シェアリングネイチャーウェルネスのアクティビティを紹介して、自然のマインドフルネスが習慣として実行できる方法をお伝えします。

自然とわたし

人は1分間に、何百もの思考が頭をめぐっているそうです。
雑念とか、考えとか、過去あった出来事のリピートとかいろいろです。

その考えをいったん止めて、周りの自然に意識を向けましょう。
すると、そこにある生命の美しさに心を開くことができます。

調和により鎮められた心の目があれば、私たちは万物の生命を覗き込むことができる。
(ウィリアム・ワーズワース)「空と大地が私に触れた」より

やりかた

  1. 心地よい場所に座ります。 立っていてもいいです。風の抜ける丘や、きれいな花の咲く草原、お気に入りの木の前でもいいでしょう。
  2. 心に留まった自然の現象を観察します。風に揺れる幹、ひらひらと舞い落ちる葉、赤い実、遠くの鳥の声、足元に近づいてきたアリ・・・
  3. 心に留まったひとつひとつのことは深く考えません。「風に揺れる幹」に気がついたら、次の気づきを感じ取るほうに気持ちを変えます。
  4. 手の平をふとももい当て、何かに気づくたびに、指を1本ふとももに押し当てて数を数えます。
    左の小指から始めて、薬指、中指・・・と進み、反対の親指、人差し指を移ります。
    右手の小指まで行ったら、左手小指に戻ります。
  5. 20個ぐらい、つまり2周ぐらいするといいでしょう。

僕はその時の気分で長さを変えます。
気持ちがザワザワして集中できないときは、長めに、ゆっくりを心がけてやります。
あるいはさっさと10でやめてしまうこともあります😅

わたしは山

人間は自然の一部であり、あなたも僕も同じです。

自分が自然そのものになった時の感覚を得るアクティビティです。

やりかた

二人一組でも、ひとりででもやれます。

  1. ふたりの場合、ひとりが合図役、もう一人が応える役になります。
    ひとりの場合は、一人二役です。
  2. 自然の中に立ちます。応える側が前に立ち、その後ろ2メートルほどに合図役が立ちます。
  3. 自然をじっくり感じてください。
  4. 頃合いを見計らって、合図役が声を掛けます。
    「私は見える」⇒応える役の人が、その時に見えるものを言います。例えば、「風にそよぐ木」
    「私は聞こえる」⇒例えば「ヒヨドリの鳴き声」
    「私は匂う」⇒例えば「焚き火の匂い」
    「私は感じる」⇒例えば「足の裏のフワフワした地面」
    この通りでなくても、減らしても、逆に「聞こえる」を増やしても構いません。
    その時のその場所の感覚を大事にします。
  5. 合図役は、言葉を変えます。
    「私は・・・」だけにします。
    すると、応える側あ自然そのものを応えます。
    「私は山」
    「私は風に流れる雲」
    「私は鳴いている小さな虫」
    「私は大地」
    ・・・

複数の人でしたのであれば、感じたことを話し合うのも楽しいです。

空と大地が私に触れた

自然の中にいると、あるものから思いがけず元気を貰う事ああります。

登る太陽に「今日も明るく元気に過ごそう」と思ったり、真っ直ぐに伸びる雑草に生命力を感じたりします。

私たちは自然のものを、ただそこにある風景としてだけでなく、その自然のものの中にある生命を感じ取ることができます。

その感じ得たものが、時として落ち込んでいた気分を起こしてくれたり、元気を増したりしてくれることがあります。

たまたま歩く散歩道で出会った何気ない雑草が、その日一日を豊かにしてくれることさえあるのです。

やりかた

  1. 自然の中で、あるいは外が見える窓際で心を惹かれる自然物を見つけたら、そのものと自分の心の中にあるものを結び付けましょう。
  2. 自分の心に何かしらのエネルギーが起きたら、その自然物を愛着も持って観察します。
  3. そして、次の文章の〇〇にその自然のものを当てはめて、言葉にします。
    「〇〇が私に触れて、その力をくれました」

身の周りのたくさんの自然が、毎日あなたに力を与えてくれますように。

マインドフルネスを知るおすすめの本

マインドフルネスについてもっと知りたい、基本や源流を知りたい。
僕もそう思い、たくさん本を読みました。
その中でも、読みやすく、おすすめしたい本を4つ挙げます。

✅マインドフルネスストレス低減法(J・カバットジン著)北大路書房
✅マインドフルネス 仏教瞑想と近代科学が生み出す、心の科学の現在形(サンガジャパン別冊)
✅ティク・ナット・ハンとマインドフルネス(サンガジャパン別冊)
✅自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス(メンタリストDaiGo著)PHP研究所

 

まとめ

マインドフルネス瞑想を毎日の習慣にすると、瞑想をしていないときでもマインドフルになることがあります。
「あ、いま自分はストレスを感じている」とか、「あ、いま自分は迷ってるな」などと、もうひとりの自分が、自分の状態を見ている感覚です。

そうすると、自分の感情が動く前に、「どうしてイライラしているおだろう」と考えてみたり、「今その人のことを、自分はそう感じたけど、割といい人かも」などと冷静に考えるようになります。

これは実感です。

ぜひマインドフルネスを、しかも自然の中で続けてみませんか?
これによって、幸せ感倍増になる人が増えることを願っています。

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