こんにちは、クッキーです。
「自然案内人」として活動しています。
18年目になります。
これまで1,000人以上を自然に案内しました。
皆さんはキャンプで何をして遊んでいますか?
テントを張る、バーベキューをする、のんびりする・・・だけでも十分に楽しいのですが、もっと自然を味わいたいこともあります。
今回は、キャンプに取り入れると自然をより深く楽しめるワザを紹介します。

楽しく、心豊かになる「ネイチャーゲーム」をやってみよう!
キャンプでもやってみたい!おすすめの自然遊び「ネイチャーゲーム」
前回の記事で、キャンプに取り入れると良いオーソドックスな遊びを紹介しました。
今回は、せっかく自然の中に来たので、もっともっと自然を深く楽しめる「ネイチャーゲーム」を紹介します。
ネイチャーゲームは費用もさほど掛かりません。
自然の知識も必要ありません。危険なものにさえ注意すればいいです。
それは、「知ること」より「感じること」が中心だからです。
ネイチャーゲームって何?
ネイチャーゲームは、「五感」を使って自然を直接体験します。
決められたやりかたに沿って遊んでみると、自然をより深く親しむことができるようになります。
170種類以上のアクティビティがあり、季節や場所、実施する人に合わせて選んで遊ぶことができます。
幼い赤ちゃんから、お年寄りまで、知識や経験に関係なく楽しむことができます。
ネイチャーゲームの特徴や効果
「自然の中で遊ぶ」と考えると、山や海のように、自然が豊富なところを想像してしまいます。
いかし、ネイチャーゲームは、近所の公園でもできます。
天気が悪いときなど、外に出たくないときにでも、室内で楽しめるものもあります。
ネイチャーゲームの効果
公益社団法人 日本シェアリングネイチャー協会のホームページから引用すると
ネイチャーゲームにはさまざまな効果があります。
例えば・・・・
- 自然や環境への理解が深まります
- 五感によるさまざまな自然体験が得られます
- 自然の美しさや面白さを発見できます
- 他者への思いやりや生命を大切にする心が育ちます
- 感受性が高まります
と書いてあります。

僕が思うのは、それに加えて、
ということを実感します。
家族など、もともと親しい関係であった人たちも、さらに親しくなります。
それはきっと、「感覚を共有するから」だと思っています。
ファミリーキャンプでできるネイチャーゲーム3例
170種類のネイチャーゲームの中で、ファミリーキャンプに取り入れると良さそうなゲームを3つ紹介します。
フィールドビンゴ
みなさんはビンゴゲームを知っていますね?
マス目に番号が書いてあって、タテヨコナナメのどこかが並ぶとビンゴ!あれです。
このフィールドビンゴでは、番号の代わりに、自然の中で感じることができるものをマスの中に書き入れます。
用意するマス目は5×5でも、3×3でもいいです。
年齢や、遊ぶ時間に合わせて大きさを調整するといいでしょう。
ハガキのような厚手の紙に、マス目を書くといいですね。
僕は、100円ショップの無地ハガキを愛用しています。
「フワフワなもの」「鳥のこえ」「温かいところ」「黄色い花」「いい匂い」・・など、感覚を使うものを書き入れるといいです。
各自1枚のカードと鉛筆1本を持ったらスタート!
書いてあるものを見つけたらマルをします。
大切なのは、「実際に感じてみること」です。
「チクチクするもの」って書いてあったら、本当に触れてみて、チクチクするか家族全員で確かめてみましょう!
全部見つからなくても大丈夫です。
↓こちらの動画でもやり方がわかります。
👇あおぞら自然共育舎さんからいただいた動画です😊
カードは自作してもいいですし、市販ででもあります。
春におすすめのカード 秋におすすめのカード
同じものを見つけよう
自然の中には、素敵なもの、不思議なものがたくさんありますね。
一瞬の記憶をもとに、そこにある自然物を探す遊びです。
仕掛け人が、無地のバンダナ(なければ何でも良いです)の上に、3~7種類ぐらいの自然物を載せます。
そのあたりにたくさんあるものがいいです。
そしてその上に、さらにそっとバンダナを被せて、置いたものが見えないようにしておきます。
みんなを呼んで、「せーの!」で、上のバンダナをめくって、中身を見せます。5秒!
素早く、また隠します。
メンバーは、バンダナの上に乗っていたものと同じものを探してきます。
さあ、覚えているかな?
しばらく経ったら、みんなを集めます。
バンダナの中身をタネ明かしして、どこにあったか、他におもしろい発見はなかったか?など、自由に話し合うと楽しいですね。
木のシルエット
キャンプ場などの自然の中の木を真似てみましょう!
僕がおすすめなのは、「親子対戦」です。
大人チームと子どもチームに別れます。子どもさんが小さいなら、大人の誰かが子どもチームに加わってもいいですね。
子どもチームが目を閉じて100数えている間に、大人チームはそれぞれに、クイズにする1本の木を決めます。そして、その形をよく覚えておきます。
100数えたら子どもたちの前で、大人は自分が決めた木のマネをします。

子どもたち!どの木か当てて!
全部当たったら、大人と子どもを入れ替えて、今度は子どもたちがゼスチャーを演じる番です。
楽しい中に、木をよく観察してそれを演じるという面白い体験ができます。
ソロキャンプでひとりでも楽しめるシェアリングネイチャー3選
ひとりで行くソロキャンプ。
いいですよね。
じっくり自然や自分と向き合う時間が魅力です。
その貴重な時間をさらに深めるためのアクティビティを紹介します。
裸足で歩こう
裸足で歩くと、一瞬で「自然モード」に心を切り替えることができます。
これ、大事です(^^)
日々の喧騒に慣れた心身を解き放ち、本来の自分に還りたいですね。
裸足になり、ゆっくりゆっくり、大地を感じながら歩きます。
温かいところ、フワフワな場所、石のチクチク、湿ったところ・・・
色んな感覚を味わって一周してくれば、もう「自然人」に変わっています。
音いくつ
キャンプ場は魅力的な音に包まれてます。
その静けさを感じてみましょう。
ほんの1分間でいいので、音の数を数えてください。
目は閉じるのがいいでしょう。
鳥の声、遠くではしゃぐ子どもたちの声、風の音は「ひゅ~」もあれば、「サワサワ」もあります。人間の足音も聞こえるでしょうか?
スッとこころが落ち着きます。
サウンドマップ
これも音を楽しむアクティビティです。
その名の通り、「音を地図に」してみましょう!
地図というと、道路があって、記号が書かれています。
学校の記号、消防署の記号、畑の記号などいろいろです。
でもこのサウンドマップでは、描く記号は自由です。
自分で感じたままに書けばいいのです。
やり方は、自分が居心地のいい場所に座って音をしっかり感じます。
1~2分して、自分が自然の中にとけこんできたなと思ったら、周りの音を聞きながら地図を描きます。
前から聞こえてきたものは、紙の上に、後ろの音は紙の下に。左は左、右は右です。
無地のハガキと、サインペンが重宝します。

僕はいつもの持ち物の中に、無地のハガキとサインペンを入れています
どこでもいつでも、思い立ったら、すぐにサウンドマップができるように、ペンと紙を車にでも載せておけばいいです。
雨の日の縁側はおすすめですね。
いい時間を過ごせます。
ネイチャーゲームをもっと知るためには
自然をもっと深く楽しむための「ネイチャーゲーム」を紹介しました。
ここに挙げた6つの例以外にももっと多くのネイチャーゲームがあります。
✅子どもの心を育てたい
✅子どもたち同士でのレクリエーション
✅職場の研修でのアイスブレイクに
✅心豊かな毎日を送るために
色んな目的やシーンで活用できるネイチャーゲーム。
もっと知りたい方は、日本シェアリングネイチャー協会のホームページや下記の本をご覧ください。
コメント