秋がだんだんと深まり、雨のたびにグンと季節が進みます。秋のしとしと雨の香りは心落ち着くものですね。深く吸ってゆっくり吐くと、それだけで体も心もリフレッシュします。秋の深まりを感じさせるものにヒヨドリの鳴き声があります。「ピーッピーッ」と鳴く声を聞くと、葉っぱの色づいた山々の光景を思い浮かべます。秋は一雨ごとに深さを増してゆきます。
今朝は雨。秋の晴れやかな空のワクワク感とは趣が異なって、ゆっくりと落ち着きのある1日の始まりです。キラキラとした水玉が枝を伝って移動してゆきます。遠くでは鳥たちが鳴いていますが、いつもより数は少ないようです。その中でもひときわ大きな声を上げているのがヒヨドリ。何かと人間から嫌われがちな鳥ですが、秋の気配を感じさせるには特徴的な声です。
今日から二十四節気の「霜降」です。七十二候は「霜始降」(しもはじめてふる)です。
霜が降り始めることということです。暖かいここ九州では、まだ霜が降るというのは感覚的にはまだまだ早いですね。あと1か月以上しなければ霜などは見れないような気がします。特に温暖化の影響でしょうか、霜柱を見るのは、真冬の時だけになってしまいました。
七十二候は、日本の中心部の気候に当てはめられたものですので、九州の気候とはズレがあります。特に、季節の変化の激しい春秋は差が顕著なように感じます。「霜始降」と聞いて、京都あたりの方はどう感じますか?
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